『あんぱん』NHK朝ドラが楽しみ 「アンパンマン」の原作者?

朝ドラ

NHKの朝ドラ第112作目として制作が発表された『あんぱん』

NHKの朝ドラ第112作目として制作が発表された『あんぱん』。
2025年度前期に放送されるこの作品は、
国民的キャラクター『アンパンマン』の生みの親、
やなせたかしと小松暢の夫婦をモデルにした物語です。
そのタイトル『あんぱん』も、『アンパンマン』との強い繋がりが。

夫婦ベースにした朝ドラ

近年、実在の夫婦をベースにした朝ドラが多いですね。
たとえば、2023年度前期の『らんまん』は牧野富太郎夫妻をモデルに、
2020年度前期の『エール』は古関裕而夫妻をベースに。
そんな中、ドラマ評論家の成馬零一氏は、『あんぱん』が最も
『ゲゲゲの女房』に近い作品になるのではないかと語っています。
(『ゲゲゲの女房』はモミジが向井理にドはまりするきっかけになりました。)

あらすじ 「アンパンマン」の生みの親がモデル

NHKが2025年度前期の連続テレビ小説(第112作)の詳細を発表。
タイトルは「あんぱん」で、
国民的なアニメ「アンパンマン」の生みの親である漫画家
やなせたかし小松暢夫妻をモデルにした「愛と勇気の物語」

漫画家やなせたかしの生涯を描いたもの、
彼は様々な職業を経て、
70歳にして「アンパンマン」のマーチの歌詞を書き上げました
彼の人生には、戦前から戦中、そして戦後といった激動の時代が影響し、
彼の共感的で自信のない性格を持つ「ハチキンおのぶ」
との交流が大きな役割を果たしています。

物語は、苦悩に満ちた日々や夢を追いかける二人の人生が描かれ
彼らが「逆転しない正義」を象徴するアンパンマンへ
とたどり着くまでの過程を追求。
その結果、愛と勇気に溢れた物語が誕生します。

小松暢(1918-1993)とやなせたかし(1919-2013)をベースにしていますが、
激動の時代を背景に、登場人物や団体名などは一部変更され、
フィクションとして描かれています。

やなせたかし(1919-2013)のどんな人生を送ったの

やなせたかしは1919年に東京で生まれ、
父親は上海で働く仕事をしていたが、
父親の死後、家族は高知市に移住。
やなせは伯父に育てられ、学校に通いました
戦争が始まり、彼は日中戦争に出兵しましたが、
戦闘には参加せず、暗号の作成や宣撫工作に従事しました。


終戦後、やなせは漫画家の道を志し
上京して漫画の仕事を始めました
最初は兼業漫画家でしたが、
1953年に専業の漫画家となり、
自身の漫画作品を発表しました。
やなせはしばらく漫画家として活動しましたが、
ストーリー漫画の台頭により仕事が減少し、
他の仕事を受けるようになりました。
やなせは舞台美術制作や放送作家など、
様々な仕事をこなし、業界内で「困ったときのやなせさん」
として知られました。

1960年代半ばに、やなせはサンリオとの交流を深め、
詩と絵本の執筆を始めました。
彼の作品「アンパンマン」は1969年に初登場し、
初期は大人向けの作品でしたが、
後に子供たちに受け入れられ、
大ヒットとなりました。
1988年にはテレビアニメ「それいけ!アンパンマン」が始まり、大成功。

やなせは詩人や絵本作家としても活動し、
詩とメルヘンという雑誌を立ち上げ、
詩や絵本の執筆を続けました。

晩年には体調が優れなかったが、
震災を機に漫画家引退を考えましたが
計画は中止されました。
その後、やなせは元気なキャラクターで活動を続け
晩年も笑顔で過ごしました
彼は2013年に逝去し、
その功績は多くの人に愛され続けています。

夫婦をベースにした作品に期待ー『ゲゲゲの女房』もいいドラマでしたよね。

著名な漫画家やアーティストの伴侶たちの物語に焦点を当てた作品。
その一つが、水木しげるさんとその妻、
武良布枝さんの実話に基づいた作品である『ゲゲゲの女房』です。

このドラマは、水木さんとやなせさんがどちらも漫画家であることや、
戦前から戦後までの時代背景などが共通しており、
その共通点が多くの視聴者がどはまり。。

『ゲゲゲの女房』が注目された大きな要因は、
主人公が水木さんではなく、彼の妻である布美枝(演じるのは松下奈緒)であることでした。
この作品は、偉人の成功体験を描くのではなく
彼に関わった多くの人物が妻の視点から描かれたことで、
新しい視点から彼らの物語でしたよね。

同様に、やなせさんの妻である小松さんの物語にも期待
『あんぱん』では、小松さんの半生
彼女が夫にどう影響を与えたのかが探求されるのかな。
脚本家の中園ミホがこのプロジェクトに関わることが発表され、
中園さんは強い女性を主人公にした作品で知られています。
やなせさんの妻である小松暢さんが主人公になる可能性が高いかな。

やなせさんの妻である小松暢さん

小松暢さんは、
彼女のモデルとなったキャラクターを励まし、
支える存在として登場します。
彼は持ち前の行動力と飽くなき好奇心を活かして、
さまざまな職場で経験を積んできました。
その中で、手塚治虫、赤塚不二夫、いずみたく、
向田邦子、青島幸男など、才能豊かで個性的な人たちと出会い
関わりました。

小松暢さんは、やなせたくさんという少し気が弱く
自信のない存在を励まし続けました

彼はやなせさんの才能が必ず開花すると信じ
やなせさんのパートナーとしての存在がなかったら、
アンパンマンがこの世に誕生することがなかったかも。

そして、アンパンマンのテーマについても触れられています。
そのテーマは「正義は逆転することがある。信じがたいことだが。
じゃあ、逆転しない正義とは何か?
飢えて死にそうな人がいれば、一切れのパンをあげることだ」と。
のぶ役と小松暢さんは、逆境や失敗を乗り越えて、
このテーマを体現し、人生を切り拓いています。

アンパンマンのマーチの歌詞に込められた深い背景

ちょっと気が弱くて自信のない性格の持ち主でありながら、
やなせたかしと共に苦難の日々を乗り越え、
夢を忘れずに生き続けました
これは、何者でもなかった二人が、逆転しない正義を追求し、
アンパンマンというキャラクターを生み出す過程。

この物語は、生きる意味を見失いかけた日々から
愛と勇気に満ちた生きる喜びが湧いてくるまでの感動的な旅
アンパンマンのマーチの歌詞は、
その喜びと希望、
生きる力と勇気を与えてくれるものとなっています。

脚本は中園ミホさん

脚本は連続テレビ小説第90作「花子とアン」、
フジテレビ「やまとなでしこ」、日本テレビ「ハケンの品格」、
テレビ朝日「Doctor-X 外科医・大門未知子」
など数多くのヒット。

楽しみしかない。早く見たい。

NHKの朝ドラは「ん」がタイトルに入るとヒットするという噂がありますよね。
今回タイトルに2回も入っているのですから、劇的に面白い作品を期待しています。


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