OSK歌劇団?「ブギウギ」の笠置シズ子さんとの関係は?

朝ドラ

朝ドラで話題になっている「ブギウギ」に出てくるUSKは
OSK歌劇団がモデル。
番宣の中に出てくるOSKってどんな歌劇団なの?
と疑問を持っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
OSK日本歌劇団って?
笠置シズ子が活躍した時代のOSK日本歌劇団って?
これらの疑問について調べました。

USKのモデルとなったOSK日本歌劇団とは?「ダンスのOSK」

OSK日本歌劇団は、
1922年に松竹楽劇部として創設された少女歌劇団です。
宝塚歌劇団松竹歌劇団(SKD)と並ぶ三大少女歌劇のひとつで、
ダンスのOSK」として知られています。
男役と娘役に分かれてレビューを上演し、
桜色の着物に緑の袴が正装です。
テーマソングは「桜咲く国」で、
桜の花がシンボルとなっています。
2003年に一時解散しましたが、
有志によって再結成。
現在は「OSK日本歌劇団」として活動。
大阪松竹座京都南座での公演のほか、
自主公演やイベント出演
ディナーショーなどで観客を魅了しています。
2022年には創立100周年

OSKと宝塚歌劇団との違い

歌劇団というと、宝塚歌劇団をイメージする方も多いと思いますが、
二つの歌劇団の違いは何?
OSK日本歌劇団宝塚歌劇団は、
日本の伝統的な少女歌劇団のふたつです。
OSK日本歌劇団は、1922年に松竹楽劇部として設立され、
大阪の伝統文化である舞台芸術の一つです。
一宝塚歌劇団は、1913年に宝塚少女歌劇団として設立され、
兵庫県宝塚市に本拠を置く日本の劇団です

  1. 組織構造: 宝塚歌劇団は、所属する組によって公演が異なります
    OSK日本歌劇団には組がありません
    OSK日本歌劇団の団員全員が同じ公演に。
  2. 年齢制限: 宝塚歌劇団には、15歳から23歳までの未婚女性のみが所属できます。
    OSK日本歌劇団には年齢制限はありません
  3. ダンススタイル: OSK日本歌劇団は、「ダンスのOSK」と呼ばれるほど、
    ダンスに力を入れています
    宝塚歌劇団は、バレエやジャズダンスなど、
    多様なダンススタイル

笠置シズ子さんも宝塚を受験したの?

1927年(昭和2年)に小学校を卒業後、
宝塚音楽歌劇学校を受験
歌唱力と踊りは申し分なかったが、
上背が小さいことと極度の痩せ型だったために
過酷な宝塚生活に耐えられないのではないかと
の学校側の判断により、不合格となった。
しかし同年、「松竹楽劇部生徒養成所」
(OSK日本歌劇団のかつての養成学校である日本歌劇学校の前身)を受験・合格。

笠置シズ子さんとOSK

笠置シズ子さんは、OSKの歴史において最も輝かしいスターの一人

笠置シズ子さんは、1933年にOSKに入団
すぐにトップスターとして人気を集めました。
彼女は美貌と歌唱力だけでなく、
ダンスや演技も得意でした。
戦争中もOSKを支え続け、
1945年には広島で原爆に遭遇しましたが、
奇跡的に生き延びました。
戦後もOSKの看板スターとして活躍し、
1950年には映画「花嫁道中」で主演しました。
1951年にOSKを退団し、
以後はフリーの歌手や女優として活動しました。
彼女は1961年に亡くなりました。
彼女の歌声や姿は、今でも多くの人々に愛されています

笠置シズ子さんとOSKの年表

1914年に香川県で生まれ、幼少期は難しい環境で育つ。母親は静子を他の女性に養子に出す。静子は後に自身の出生に気付く。

1927年、小学校卒業後に宝塚音楽歌劇学校を受験するも不合格。
しかし、日本歌劇学校に入学し、娘役としてデビュー。

1933年に「秋のおどり・女鳴神」に出演し、
    翌年には日本コロムビアから「恋のステップ」でレコードデビュー。
    姓を「笠置 シズ子」から「三笠 静子」へ改名。

1938年、松竹歌劇団に参加し、服部良一と出会い、 
  ジャズ歌手として成功を収める。しかし、戦時中の厳しい状況で活動が制限される。

1950年、「東京ブギウギ」がヒットし、ブギの女王と呼ばれる。
     美空ひばりもシズ子の影響を受けたが
     海外公演の誤解からひばりにブギを歌わせなくなる

1957年ごろ、歌手廃業を宣言し、女優として活動。
    テレビや映画に出演し、CMなどでも活躍。

1985年、卵巣癌のため70歳で亡くなり、法名は寂静院釋尼流唱。墓所は東京都杉並区にある。

有名な主演作品

「カルメン」や「白薔薇の花嫁」などは名作として知られています。

OSA歌劇団の特徴

OSK歌劇団は、日本で最も古い歌劇団のひとつで、
大阪を拠点に活動しています。
OSK歌劇団は、男性と女性の両方が出演することが特徴で、
男役女役を演じ分けます。

OSK歌劇団の作品
オリジナルのミュージカルやオペラ
日本の伝統芸能など多彩で、
華やかな衣装や美しい歌声が魅力です。

OSA歌劇団は海外公演やオンライン発信も

OSK歌劇団は、日本の文化を広めるために海外公演も行っており、
中国や韓国などで高い評価を得ています。
OSK歌劇団は、創立90周年を迎えた2021年には、
新たな挑戦として「OSKスター・オンライン」を開始。
「OSKスター・オンライン」は、
オンラインで観劇できるサービスで、
コロナ禍でもファンとの交流を続けました。

OSK日本歌劇団は、代表的な作品

  1. 「アルルの女」
  2. 「春のおどり」
  3. 「ビバ!OSK」
  4. 「ジャストダンス」
  5. 「闇の貴公子」

2023年11月のOSKの公演

NHK連続テレビ小説に出演中の翼和希(つばさ・かずき)らが
レビューin Kyoto」(11月11~19日、京都南座)で講演を行います。

OSK歌劇団で修業した「ブギウギ」の笠置シズ子さん。OSKの現役メンバーのコメント

翼和希(つばさ・かずき)

同劇団出身の大スター笠置シズ子を描く「ブギウギ」で、
OSKをモデルにした梅丸少女歌劇団(USK)の
トップスターを演じる翼は
「役を通して興味を持ってくださる方も多くて。
ドラマで描かれている劇団のDNA、目に見えない魂や志をお客さまに肌で感じ取って頂きたい」。
「先輩方からおっしゃって頂いたのは“雑草魂だ”と」

モミジ
モミジ

雑草魂”これが宝塚歌劇団との違いかも。

百聞は一見にしかずかもしれませんね


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